乾燥・敏感肌の悩みを解決したいなら、美容オイルがおすすめです。
特に、ホホバオイルとアルガンオイルは、乾燥肌ケアに高い効果を発揮するとして注目されています。
この記事では、この2つのオイルの特徴や違い、そしてあなたの肌にぴったりのオイルの選び方を詳しくご紹介します。
アロマセラピストは、エッセンシャルオイルを希釈するため、必ずホホバオイルなどの油を使うのためオイルの専門家でもあります!
目次
【乾燥肌・敏感肌】悩んでいる方へ。ホホバオイルvsアルガンオイル、どっちを選ぶ?専門家が徹底比較!
乾燥肌・敏感肌の人のためのオイル選び【ポイント】
乾燥肌の方は、すでにバリア機能が弱っている方が多く、自分に合うオイル選びが大切です。
オイルには、未精製と精製という大きく分けて2つの種類があります。(精製=ろ過のこと。)
- 未精製オイル(ろ過なし)は、自然のままの状態で栄養が豊富ですが、酸化しやすく、肌への刺激になる可能性も。
- 精製オイル(ろ過あり)は、不純物を取り除いてあるので、酸化しにくく、肌への刺激が少ないのが特徴です。しかし精製しすぎると、せっかくの栄養成分が失われてしまうことも。
【ポイント】
必要な成分を残しつつ、不要なものは取り除かれたオイルを選ぶこと!
ホホバオイルの特徴と乾燥肌・敏感肌への効果
ホホバオイルは、ホホバという植物の実から抽出したオイルです。一般的にオイルと呼ばれますが、正式には「ワックス」。食べ物で例えると、油よりもバターに近いイメージで、腐敗しにくい性質を持っています。良いホホバオイルは10度以下になると固まります。
- 人間の皮脂と似ている: 肌に馴染みやすく、ベタつきにくいのが特徴です。 元々の皮脂に似ているため、アレルギーが出にくいことでも有名で安心です。
ホホバの分子式 CH₃(CH₂)18COO(CH₂)20CH₃
皮脂の分子式 CH₃(CH₂)14COO(CH₂)14CH₃ - 腐敗しにくい: 性質が油よりも個体に近い油脂に分類されます。長く品質を保つことができ、様々な用途に使える万能オイルです。
- 皮膚を保護: 表面を保護する働きが強く、乾燥による肌の剥がれを防ぎます。
- 軽い日焼け止め効果: SPF5と、軽い日焼け止めとしても活用できます。
当店で扱っているものは、精製したホホバオイルです。
独特の臭いは抜いて、成分はしっかり残しています。
そのまま使うのも、アロマセラピーとの相性も抜群です!
そうなんですね!固まってしまうのは使いにくい?
少量であれば、手で温めるだけで溶かすことができます!
お風呂上がりに使う時は、湯船に浸けて温めると楽です。
北海道に住む私も、簡単に使えています!
アルガンオイルの特徴と乾燥肌・敏感肌への効果
ビタミンEが豊富なアルガンオイルは、強力な抗酸化作用を持ち、肌の酸化を防ぎます。これにより、シワやたるみといった老化現象を遅らせ、若々しい肌を保つ効果が期待できるオイルです。
- アンチエイジングのビタミンE:ビタミンEは、その高い抗酸化作用から、化粧品や食品の保存料として広く使用されている成分です。人工的に合成されたビタミンEも数多く存在しますが、アルガンオイルのように、自然の状態で豊富なビタミンEを含んでいるものは希少です。
- 信頼できる所から購入する:アルガンオイルの実はヤギの大好物です。アルガンオイルの代表的産地であるモロッコでは、アルガンの木にヤギが登っている姿が、まるで絵画のような風景としてよく写真に収められます。しかし中には、ヤギが食べた実が混ざったものを収穫してしまう業者もいるそうです。ヤギの体内で一度消化されてしまうため、このような実から作られるオイルは、品質が良くないのは想像できます。
- 肌を柔らかくする:スポンジとレンガ、どちらに水をかけると早く染み込むでしょうか?もちろんスポンジですよね。スポンジのように柔らかいと水分を吸収しやすいため、ダメージや乾燥して硬くなった肌も、柔らかくすることで水分を浸透させやすくなります。乾燥肌も敏感肌のケアも、まず肌を柔らかくすることが最初のステップ。それを得意とするのがアルガンオイルです。
ホホバオイルvsアルガンオイル、どっちを選ぶ?
違いを表にまとめてみました!
ホホバオイル | アルガンオイル | |
乾燥・敏感肌対策 | ○ | ◎ |
使用期限 | ◎ (開封後1年) | ○ (開封後半年) |
コスパ | ◎ 120ml 3300円 | ○ 100ml 7980円 |
ふっくらもっちり肌 | ○ | ◎ |
吸収の速さ | △ | ◎ |
アンチエイジング | △ | ◎ |
メイククレンジングとして | ◎ | × |
ヘアオイル | ○ | ◎ |
夜のみ少量使う方・コスパを抑えたい人はホホバオイル!
最初はアルガンオイルがおすすめ!ふっくらもっちり肌をご堪能ください!
オイルとアロマの最強コンビネーション
芳香蒸留水でやさしくケア
アロマセラピーで使用するエッセンシャルオイルは非常に強力なため、肌に直接塗布することはできません。ホホバオイルやアルガンオイルで希釈して使用することは可能ですが、敏感肌や乾燥肌の方はすでに肌が弱っている状態のため控えたほうが良いでしょう。
そこでおすすめなのが、芳香蒸留水です。これは、エッセンシャルオイルを作る際に一緒に得られる、植物の成分を含んだ水溶性の成分で、肌に優しく、赤ちゃんにも使えるほど安全です。アロマセラピー発祥の英国では病院で未熟児にも使われているそうです。
月桃の芳香蒸留水で保湿
特に乾燥肌の方には、月桃の芳香蒸留水がお勧めです。月桃には、肌の保湿効果や抗菌作用が期待できます。
- 化粧水としてそのまま使う
- 普段使っている化粧水に混ぜて使う(化粧水3に対して月桃芳香蒸留水を1の割合で希釈します。つまり、化粧水100mlには月桃芳香蒸留水約33mlを加えます。)
どちらの方法でも、しっとりとした肌へ導きます。
まとめ
ホホバオイルとアルガンオイル、どちらを選ぶか迷ったら、ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのオイルを見つけてくださいね。オイル美容は難しいイメージがあるかもしれませんが、始めて見ると1本のオイルがたくさんの役割を果たしてくれるためとても便利です。
\この記事で紹介したのはこちらの3つ/