【髪の毛を失っても、心を失わない】アロマセラピーで癒やされるアピアランスケア

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がん治療に伴う外見の変化やアピアランスケアについて、専門的な視点からお届けします。当サロンのクリニカルアロマセラピストは、アピアランスケア専門員であり、長年がん治療に携わってきた看護師です。

Snowzegarden│看護師セラピスト
yukina


アピアランスケア

がん治療で外見(アピアランス)が変わり、外に出ることが不安になったり、仕事や買い物に行くときでさえ周りの目が気になる…。中には治療中だからという理由で、エステなどの施術を断られたという方も。


「アピアランスケア」とは、外見のケアを行い、自分らしさを取り戻すことのお手伝いをすること。そして社会とのつながりのある生活を応援するケアです。専門員はこのオレンジクローバーのバッチをつけています。がん拠点病院では少しずつ認定をもつ医療者が増えてきました。

抗がん剤脱毛に関して

「がん治療中のドラマを観て、束のように髪の毛が抜けるイメージ。」そんなお話をよく伺います。

すべての抗がん剤で脱毛が起きるのではありません。私が看護師として携わった方でも、抜け始めるまで1カ月ほど猶予がある方が多い印象でした。そして一番個人差がある副作用だと感じています。同じ治療薬を使ってもほぼ抜け切る方、まったく抜けない方。驚くほど差があるのです。

がん治療が決まり、薬で髪の毛が抜けますと言われたら最初にしてほしいことをまとめてみました。

①慌ててウイッグを買わない

悩んでいる女性│アピアランスケア

慌ててしまうと本当に必要なものがわからず、結局使わないものを買ってしまったという話をよく頂きます。そして慌てていると、「高価なものの方がバレなくて良い?」「医療用と書いていた方が良い?」と思ってしまい高価なものを買いがち。専門店に行くときは「まずは見に来ました!」と伝えることがコツ。

②髪型を少し変えてみる

ウィッグを購入する女性イラスト

たとえば女性でいつもロングヘアな方は、少しカットしてみるのがおすすめです。長さは理想のウイッグが決まっているならその長さに。決まっていなくても好きな長さにカットするのが良いです。自分の見た目が変化するということに心を慣らしておくと、ウイッグを使い始める時にストレスが減ります。そして髪色にこだわりがなければ黒髪よりも茶色にしてみましょう。ウイッグを購入するときに選択肢が増えます。

男性では剃ってしまう方もいるのですが、抜ける時期に枕がチクチクして眠れないという話をお伺いしました。男性は短髪くらいにとどめておくほうが良いです。

③自分の生活スタイルで選ぶ

ウイッグが必ず必要というわけではありません。
男性では購入したのにまったく使わなかったという方もいらっしゃいました。

女性ではウイッグよりもこのように帽子に髪の毛がついているもの方が生活に合っているという方もいます。頭の部分はガーゼ生地なので蒸れにくく、髪の毛の部分が少ないため、後々ケアが楽です。

このような構造になっています!(プレスタ公式 楽天市場店へ移行)

④自治体の補助金を調べる

各自治体で、がん治療におけるウイッグや肌に直接使う人工乳房および補正下着などが適応になります。お住まいの市町村で調べてみてくださいね。当サロンがある札幌市でも2024年6月から助成が開始しました→札幌市がん患者のウィッグ及び乳房補正具購入費用助成事業

当店のご利用を検討されているがん治療中の方へ

抗がん剤の副作用で頭髪が脱毛中だったり、元々脱毛症などでウイッグを愛用しています!という方にも安心して来店いただけるように、ウイッグスタンド等をご用意しております。

最初はウイッグを脱ぐことに抵抗がある方もおられます。セラピストとしてはむしろ見せていただけるとケアのアドバイスができて助かりますので、トリートメント直前でも、来店されてすぐにでも、ぜひお預けください。

当店はサロンという日常と離れた特別な空間でクリニカルアロマセラピーをより楽しんでいただきたいと考えています。

しかしながら、病気と向き合う生活の中で体力が落ち、歩行が難しくなる等、出来ないことが増えていく様子を、看護師として見てきました。体力が落ちてお店に行くことが出来なくなったと、落ち込む要因を増やしたくないと考えています。

ご来店頂くことを基本としていますが、来店が難しいと看護師として判断した場合、自宅訪問という方法をご提案させて頂く場合がございます。


まとめ│アピアランスケア

1メートル先から見る鏡のイラスト

外見の変化は、副作用の中でどうしても後回しにしてしまいがちです。しかし、自分らしく過ごすためにはとても大切なことです。当店は手術後でからだに傷があったり、髪が抜けていても、安心してお越しいただける場所でありたいと考えています。

今後外見が変わっていき、つらいことが出てきたときに必ず覚えておいてほしいことがあります。

それは家で一番大きい鏡の前で1メートル離れた自分の姿を見てほしいということ。

1メートル離れたところから見た自分は「周りの人が見るあなたの姿」です。自分では以前と違うと思っても、周りの人には意外にわからないんです。

家族の眉毛の形、思い出せないですよね。それと一緒で大まかな全体像でしかあなたを見ていません。

完璧じゃなくて大丈夫。似合うウイッグやヘアスタイルをみつけて、あなたがあなたらしく笑顔でいることが一番です。

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