自律神経を整えるアロマとは?ポリヴェーガル理論×香りで、心と体をやさしく癒す方法

自律神経を整える3種のアロマセラピー

ストレス、不安、気分の浮き沈み、そしてなぜか続く疲れ──。
実はそれ、「自律神経の乱れ」が関係しているかもしれません。

最近注目されている【ポリヴェーガル理論】は、自律神経の仕組みをやさしく理解できる考え方です。
本記事ではこの理論に基づき、自律神経を整えるアロマを使ったセルフケア方法をご紹介します。

アロマが初めての方にもわかりやすく、今日からできる呼吸と香りのケアを解説。
ご自身の体と心に「安心」と「穏やかさ」を取り戻したい方に届きますように。

Snowzegarden│看護師セラピスト
yukina


自律神経×ポリヴェーガル理論×アロマ

自律神経を整えるには?香りと神経の深い関係

なんとなく気分が落ち込む、体がだるい、眠りが浅い…
そんな日が続くと、「わたし、何かおかしいのかな?」と不安になりますよね。

でも実はその不調、自律神経の乱れが関係しているかもしれません。

私たちの体は、静かに、でもとても賢く、まわりの空気を感じ取りながら、「安心できる?」「危険かも?」と判断しています。

そのたびに、心拍数や呼吸、筋肉の緊張などを調整しながら、
心と体のバランスを保とうと頑張ってくれているのが、自律神経という仕組みです。

よく「オンとオフのスイッチ」とも言われるように、
自律神経は交感神経(活動)と副交感神経(休息)という2つのモードを切り替えながら、
私たちの毎日を支えています。

そして最近、この自律神経の仕組みをより深く理解するために注目されているのが、
ポリヴェーガル理論という考え方。
この理論を知ると、「自分がいま、どんな状態にいるのか?」がやさしく見えてきて、
心と体に合ったセルフケアを選びやすくなります。

ポリヴェーガル理論でわかる「心のしくみ」

ポリヴェーガル理論を例えた信号機の写真

私たちの心と体は、日々のなかで3つの“モードを行き来しているといわれています。
それは、ちょうど信号の「赤・黄・緑」のようなもの。

  • レッド(赤):命の危機を感じたとき。心も体も固まり、動けなくなるモード
  • イエロー(黄):緊張や不安を感じているとき。交感神経が高ぶり、落ち着かない状態
  • グリーン(緑):安心できるとき。人とつながり、リラックスできている状態

このようなモードは、まわりの状況や人との関係によって、無意識に切り替わっています

たとえば、安心できる人と話しているとき。
ふっと心がゆるみ、呼吸がゆっくりと深くなることはありませんか?
そんなとき、私たちの体は「グリーン=安心のモード」に入っているのです。

反対に、不安や緊張が強まると「イエロー」、
さらにストレスが積み重なると「レッド」に切り替わっていきます。

フリーズするモード: 生命の危険を感じると、体が動かなくなり、意識が遠のくことがあります。背側迷走神経

戦うか逃げるモード: 危険を感じると、心拍数があがり、筋肉が緊張して、戦うか逃げる準備をします。交感神経

社会的なつながりを求めるモード: 安全だと感じるとき、私たちは周りの人とつながり、リラックスした状態になります。腹側迷走神経

だからこそ、目指したいのはグリーン。
自分もまわりも穏やかにいられる「安心のモード」です。

そして、その切り替えをそっと助けてくれるもののひとつが、香りの力
深呼吸とともに香りを感じることで、心と体は少しずつ「安心」へと戻っていきます。

そして、自分が安定してグリーンでいられると、
イエローやレッドにいるまわりの人も、そっとグリーンに引き戻してあげられるようになります。

なぜ“アロマ”が自律神経を整えるのに効果的なのか?

アロマセラピーと自律神経の研究

では、どうしてアロマ(香り)が自律神経を整えるサポートになるのでしょうか?
その理由は、大きく2つあります。

① 香りは、脳に“まっすぐ届く”感覚だから

私たちが香りを感じるとき、その情報は鼻からダイレクトに脳へ伝わります。
目や耳が、いくつかの神経ルートを経由して脳に届くのに対して、
香りは“特急列車”のように、最短距離で感情に働きかけてくれるのです。

だからこそ、落ち込んでいるときや緊張しているときでも、
香りを深く吸い込むだけで、ほんの数秒で心がゆるむことがあります。


② 香りは、感情と記憶に強くつながっているから

もうひとつの理由は、香りと思い出が結びつきやすいこと
「この香りを嗅ぐと、落ち着く」「懐かしい気持ちになる」──
そんな経験はありませんか?

これは、香りの情報が**感情や記憶をつかさどる脳の部分(扁桃体や海馬)**と、
とても深い関係を持っているから。

つまり、
「このアロマ=安心できる」という記憶をつくることで、
香りは心の安全スイッチ
として、すぐに働いてくれるようになるのです。

セラピスト
セラピスト

自律神経を整えるには、安心できることが何より大切。

アロマセラピーは、その感覚をやさしく思い出させてくれる方法のひとつなんです。

自律神経のセルフケアに|今日からできるアロマ×呼吸法

持ち運ぶアロマセラピー│アロマインヘーラー

私たちは、香りを感じるとき、自然と「深く息を吸う」動きをしています。
この呼吸そのものが、自律神経の切り替えにとても効果的だと言われています。

忙しい日々の中でも、
お気に入りの香りをゆっくり吸い込むだけで、
少しだけ気持ちがやわらぎ、心がほっとする──
そんな経験はありませんか?

Snowzegardenでは、そうした“安心のひと呼吸”を
いつでもどこでも感じられるように、
持ち運びアロマ「アロマインヘーラー」をご用意しています。

看護師セラピストが、自律神経にやさしく働きかける香りを厳選し、丁寧にブレンド。
フタを開けて深呼吸するだけで、
あなたの安心のスイッチがふわっと入りやすくなります。


あなたに合う香りは?1分でできるアロマインヘーラー診断

「なんとなく疲れやすい」「気持ちが落ち着かない」そんなとき、どの香りを選べばいいか迷いますよね。こちらの無料診断では、今のあなたにぴったりの“整える香り”がわかります。

3つのブレンドの中から、心と体に寄り添う香りを選び、最後にオンラインストアでご案内します。

Q1
睡眠で悩みがある?

アロマインヘーラー3つの香りはこちら
ティータイム➤
エスプレッソタイム➤
ナイトタイム➤
3つの香りの違いをブログで読む➤

アロマインヘーラー関連記事
インヘーラー基本の使い方を読む➤

\オリジナルの香りが作りたい方は来店(札幌)がおすすめ/