【ラベンダーの効能】ラベンダー精油でやけどケア:クリニカルアロマセラピストが教える応急処置

【ラベンダーの効能】ラベンダー精油でやけどケア:クリニカルアロマセラピストが教える応急処置

2025-02-01

「うっかり熱湯をかけてしまった!」「アイロンで火傷してしまった!」 誰もが経験する可能性のあるやけどは、本当に辛いものですよね。

「すぐに冷やしたけど、その後どうすればいいの?」 「跡が残らないか心配…」

そんな不安や疑問をお持ちのあなたへ。

このブログでは、ラベンダー精油を使った安全で効果的な応急処置を、クリニカルアロマセラピスト&看護師が詳しく解説します。

セラピスト
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この記事がおすすめ方
・ラベンダーの効能を知りたい方
・安全なラベンダー精油の使い方を知りたい方

ラベンダー精油でやけどを優しくケア【クリニカルアロマセラピスト】が教える応急処置

1. なぜラベンダー精油が「やけど」に良いのか?:その驚きの効能

アロマセラピーで使われる精油(エッセンシャルオイル)は、植物から抽出された自然の恵みです。植物にはそれぞれ個性があり、人間と同じように体質や性格の違いがあります。

ラベンダーは、「冷やす」 そして 「炎症を抑える」 ことが得意なエッセンシャルオイルです。そして、やけどの応急処置としてラベンダー精油がよく使われるのは、痛みを鎮める鎮痛作用や、傷の治癒を促す瘢痕形成作用があるためです。ラベンダーの優しい香りは、心身をリラックスさせてくれる効果も期待できます。

アロマセラピーの世界でも、ラベンダー精油は原液で用いることが許されている唯一のエッセンシャルオイルです。しかし、クリニカルアロマセラピストとしては原液での使用をおすすめしていません。

軽いやけど、日焼け(日焼けも火傷の一種)にラベンダー精油が有効なケースを具体的に説明していきますが、日本国内では、エッセンシャルオイルは薬ではなく雑貨の扱いとなっております。その為、品質もピンキリです。

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ラベンダー精油は、品質のしっかりしたものをご使用ください。
重度なやけどの場合は、医療機関の受診をおすすめします。

2. ラベンダー精油を使ったやけどの応急処置:図で解説

  1. 500円玉大の植物オイル(ホホバオイルなど)を片方の手のひらに取ります。
  2. その上にラベンダーエッセンシャルオイルを1滴垂らします。(濃度1%)
  3. 両手のひらを合わせて混ぜます。
  4. やけど部分に直接塗ります。

原液でも少量はお使いいただけますが、使い続けるとアレルギー発症のリスクがあります。必ず植物オイルで希釈しての使用をおすすめしています。

3. ラベンダー精油の選び方と注意点:安全に使うために

【ラベンダーにも種類がある】 やけどに最適なのは、どの種類?

アロマセラピーで使われるラベンダー精油には、主にスパイク、ラバンジン、真正ラベンダーの3種類があります。

ラベンダーと言えば「安眠」のイメージですが、実はスパイクラベンダーは目を覚ますような成分を含んでいるのが特徴です。

ラバンジンは、スパイクと真正ラベンダーを掛け合わせた品種で、生命力が強く、花もたくさん咲くため、園芸用としてもよく栽培されています。左の写真がラバンジンです。

やけどのケアに最適なのは、右の写真、真正ラベンダーです。紫の花をつけるのですが、既に咲き終わってしまっています。

この2枚の写真は、同じ畑で同じ日に撮影したものです。

セラピスト
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見た目は似ていますが、まったく違う香りでエッセンシャルオイルに含まれる成分も変わります

【やけどケアにも使える】ラベンダー精油の選び方3選と注意点

  1. ラベルの学名を確認!:真正ラベンダーの学名は Lavandula angustifolia と表記されています。ラベルにこの学名が記載されているか確認しましょう。
  2. 成分を確認!:ラベンダー精油を選ぶ際は、成分表示も確認しましょう。石油などから人工的に作られたアロマオイルには、香料や界面活性剤が含まれている可能性があります。写真の当店オリジナルラベンダーエッセンシャルオイルのように、学名、産地、抽出方法、抽出部位などがシンプルに記載されているものがおすすめです。
  3. 価格を確認!:エッセンシャルオイルは植物の成分を濃縮して作られるため、安価で提供することはできません。真正ラベンダーであれば、5mlで3000円程度が目安となります。安すぎる場合や、一緒に販売されている他の精油がすべて同じ値段の場合は、人工的に作られている可能性があるので注意が必要です。

【購入後の注意点】

  • 日の当たらない、高温多湿を避けて保管しましょう。
  • 開封後は1年以内に使い切るのが理想です。

【もっと安全に】ラベンダー芳香蒸留水ってどんなもの? ラベンダー精油とどう違うの?

エッセンシャルオイルを抽出する際に、一緒にできる水分があります。これが芳香蒸留水です。ヨーロッパでは、この蒸留水が未熟児にも使えるほど安全だと言われています。

エッセンシャルオイルよりも作用が穏やかなので、希釈せずに直接使うことができるのが大きなメリットです。やけどや皮膚の傷に直接吹きかけたり、清潔なコットンに湿らせてパックのように使います。

セラピスト
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こんな時におすすめ!

・やけどの応急処置に使いたいけど、アレルギーが心配な場合
お子様や高齢者肌が弱い方のケア

4. やけどに関するQ&A:よくある疑問を解消

やけどをしたら、「まずはよく冷やす」ことが最優先です!やけどは、見た目以上に進行していることがあります。冷やすのが早ければ早いほど、その後の回復もスムーズになります。

  • 流水で15分以上冷やす
  • 水道水でOK
  • 衣類の上からでもOK
  • 水ぶくれは潰さない

痛みが続く場合は、医療機関を受診することを忘れずに。

5. まとめ:ラベンダー精油でやけどを優しくケアしよう!

クリニカルアロマセラピストである私も、軽度のやけどの応急処置にラベンダー精油を使うことがあります。

ラベンダー精油は原液でも使える、という情報が広まっていますが、アロマセラピストの中にもラベンダーアレルギーを持つ人がいるほど、注意が必要です。

やけどや傷跡などの皮膚トラブルにラベンダー精油を取り入れる際は、安全な方法で使用するようにしましょう。

当店オリジナルのラベンダー精油は、香りが良く、高地で育った高品質な真正ラベンダーを使用しています。ぜひ一度お試しください。

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